ムッソリーニの正体
ムッソリーニの正体
ヒトラーはすべてをこの男から学んだ
経済格差やコロナ禍で世界が不安、恐怖に覆われるなか、再び独裁的な指導者の力が増している。
20世紀における独裁の象徴が、イタリアのムッソリーニだった。あのヒトラーが師と仰いだ男でもある。両者はしばしばファシストと称され、一括りに非難される。だが、その行動と思想は大きく異なる。2人の政治家はどこがどう違うのか? ナチズムとファシズムは何が異なっているのか。
ムッソリーニの思想、行動、そしてイタリア国民の熱狂の過程を詳細に辿ることで、現代社会の危うさも見えてくる。
まえがき
第1章 若き日
第2章 第一次世界大戦
第3章 ファシズム運動の旗揚げ
第4章 ローマ進軍
第5章 政権の運営
第6章 独裁体制の確立
第7章 世界大恐慌と対外政策
第8章 第二次世界大戦への道
第9章 第二次世界大戦
第10章 失脚と最後
第11章 ムッソリーニのファシズムとヒトラーのナチズム
あとがき