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赤いバラは咲いたか 現代フランスの夢と現実 |
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著者:
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舛添要一 |
出版社: |
弘文堂 |
発行日: |
1982年10月10日 |
定価: |
1,500円(消費税込) |
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社会党大統領ミッテランはフランスをどのように変えたか
そのプラスとマイナスを鮮やかに解明
はしがき
フランス政治のダイナミクス
一 フランス政治鳥瞰図--第五共和制の政治過程
1. 大統領と首相
2. 議会
3. 官房
4. 政党
・ゴーリスム現象(1958~1972)・二極化(1972~1977)
・四党分立体制(1977~1981)・社会党の優越政党化(1981~ )
5. 圧力団体とメディア
おわりに
二 変革への模索--1974年大統領選挙
1. 選挙戦の展開と第一回投票
・大統領選挙制・二極化・ゴーリスム
・選挙の争点・第一回投票の結果
2. 決戦投票とジスカールデスランの勝利
・外交・内政・体制・テレビ討論と世論調査
・第二回投票の結果
3. 変革への展望
三「危険なき変革」の継続--1974年国民議会選挙
1. 選挙戦の展開
・左翼連合の決裂・ジスタールディズムとゴーリスム
・選挙の意義
2. 1980年代への展望
四 ミッテランのフランス--1981年ダブル選挙
1. 「希望の勝利」--大統領選挙
・経済政策--「大きな政府」の試み
・外交政策--ドゴールの伝承の継承
・フランスの政治文化・日本社会党との比較
2. 赤いバラの躍進--国民議会選挙
・社会党勝利の原因・共産党入閣の意味
・経済--フランス社会主義のシナリオ
・国有化の目指すもの・外交--「新国際主義」の行方
3. フランス社会党の支持基盤
・全体像・青年・独裁者・公務員
・エリートの卵・重役
むすび
五 三つの逆転--三年目のミッテラン政権
1. 変革の逆説
2. 体制の逆説
3. ヨーロッパの逆説
4. 今後の展望
変貌するフランス社会
六 フランス社会の病理--暴力をめぐって
1. 都市化
・生活環境の悪化・都会の孤独
2. 青少年
・都市の病理・マスメディアの影響・親子の断絶
・教育の大衆化・家族についての補論
3. アルコール
4. 恵まれない者たち
・外国人労働者・失業者・女性・言語少数派
・テロリストについての補論
5. 官僚制と集権化
・官僚制・集権化
6. 消費社会から連帯社会へ
・欲望社会・二十一世紀への展望
七 フランス国家と軍
1. 近代フランス軍の政治的中立性
2. 占領と抵抗
3. 第四共和制と植民地戦争--軍の政治化
4. 第五共和制の安定と軍隊
・大統領の正統性の強化・核武装への道
5. 現代フランスの政軍関係の特色
八 ヨーロッパの保護主義--その背景にあるもの
1. 経済的要因
2. ヨーロッパ企業の経営態度
3. 先進国病症候群
4. 政権交代と価値観変化
おわりに
初出一覧 |
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